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共済組合の宿泊保養施設向けオンライン講演

全国には様々な共済組合が管理運営する宿泊保養施設がありますが、ある組合様より、施設の管理職やリーダーの方向けの講演のご依頼を受け、「人材育成のトレンドと今後の在り方」というテーマでお話させていただきました。

こちらの組合様では全国の施設の担当者が参加する会議を毎年開催されており、昨今は現地からオンラインで参加する方式を取られています。今回その会議の一部で、何か運営のヒントになる内容を話してもらえないか、とのご相談がきっかけでした。
施設の運営課題には、DXやSDGs対応、ユニバーサル対応等、様々なものがありますが、お声が多いのはやはり人材の問題です。

主な管理職、リーダーの方のお悩みは、
①人材の不足(集まらない、離職)
②今いる人材の育成が進まない(育成の時間がない、やり方が分からない)
の2点です。
特に、残業をさせるのも難しい、厳しく教えたらパワハラ扱いといった職場環境の変化と、働き手、特に若手人材が「仕事に求めること」の変化により、管理職やリーダーの方自身が受けて来た育成方法や時間の掛け方が、今は通用しないという現状があります。
今回は、採用、離職にも繋がる「育成」、なかでも「若手の育成」というテーマにフォーカスし、当社が日頃研修などを企画する中での施設の課題感や研修テーマ、指導方法のトレンド等も取り入れてお話しました。

冒頭には、人材における様々な課題、そして育成における課題とその背景を共有しました。
その上で、今の若手スタッフが日頃どのような価値観を持っているか、また仕事にどのようなことを求めるかという特徴をお伝えしました。
若手スタッフが「自らの成長を求める」ことは様々なメディアや調査等でも明らかになっていますが、その背景や、「何を成長と捉えているのか」まで理解すること、成長において上司に求めること等を理解することが、より効果的な育成にも繋がります。「成長機会を提供しているのになぜやる気にならないのか?」という疑問への一つの答えにもなると思います。

そしてそれらの特徴を踏まえ、どういった育成アプローチが効果的なのか、様々な手法、コミュニケーションの在り方、社内全体としての交流の場の設定なども含め、具体的にお話ししました。
また、近年当社が実施してきた研修テーマや育成方法なども紹介することで、多くの宿泊施設が人材において何を強化しようとしているのか、また「こうあるべき」でなく「受講者主体」の育成へのシフトといったトレンドがあることを情報としてお伝えしました。
この講演を機に、自館における強化ポイントや育成方針の見直しにも繋げて頂きたいと考えています。

与えられた環境、条件下で、如何に効果的に育成を行うかは、「人」に絡む課題の中でも非常に重要な部分だと考えます。
こういった講演や研修企画という形で、当社もサポートを続けて行きたいと考えます。

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